2013-05-31(Fri)

クリニックを開業すると
なかなか他の医師から新しい情報を得る機会がないので
市内の小児の研究会にはなるべく参加しようと考えています。
今日は君津木更津新生児未熟児研究会があり、
千葉大からアレルギーの専門の先生がきてくれて
わかりやすく講演してくださいました。
妊娠しているお母さんが
おなかの中の子の食物アレルギーを気にして
食事制限をする必要は全くなく、
バランスのよい食事が大事なんだそうです。
ただ逆に「魚が体によいから」と刺身ばかり食べてたら
生まれてきた子が魚アレルギーになったそうなので、
体によいとされるものでも食べ過ぎはよくないようです。
それから、生まれてきた子に多少食物アレルギーがありそうでも
母乳をあげているお母さんが食事制限をする必要はない!
というのも初めて知りました。
アレルギーで湿疹が出るくらいなら、
湿疹に塗り薬を塗りながらでも、母乳を飲ませた方がよいそうです。
湿疹ぐらいですむアレルギーなら
お母さんの母乳に入っている抗原を摂取させてしまったほうが
早く治るから、ということのようです。
なるほどな、と思いました。
(程度がひどい場合は別のようですので、迷うようであれば
かかりつけ医に相談しながら方針を決めるようにしてください。)
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