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2013/12
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寒い日が続きます。
今週も1週間が終わりました。

いやー、胃腸炎の嵐ですねえ(^^;)。

胃腸炎は「嘔吐だけ」「下痢だけ」でも

胃腸炎のことがよくあります。

下痢は水分が飲めていればあまり困らないのですが、

嘔吐は困っちゃいますよね。

成人で嘔吐が始まった場合には

1日絶飲食をして寝ていれば大抵改善しますが、

こどもの場合はなかなかそういうわけにもいきません。

嘔吐が始まると軽く脱水になるので

嘔吐しても水分を飲みたがるのですが、

たくさん飲ませると嘔吐してしまう可能性が高いので

コップに水分を少しだけ入れて飲ませ、

10分後にもう一度飲ませる、ということを

繰り返してください。

水分は通常大腸で吸収されますが、

胃腸炎の時は大腸まで水分が届かないことが多いので、

小腸で吸収されるイオン飲料やOS-1を飲ませるのがよいです。

あ、そういうのが嫌いな子は

無理に飲ませなくてもよいでしょう。

いわゆる「吐き気止め」という薬がありますが、

それを飲んでも嘔吐がすぐに止まるとは限りません。

僕が最も嘔吐に効果があると思っている薬は

「五苓散(ごれいさん)」。

漢方薬ですね(^^)。

ただあまり美味しくない薬であり、

嘔吐している子に飲ませるのは結構大変。

それでもこの薬を投与した方がよい患児

(要は具合が悪くて脱水になりそうな子)には

微温湯に溶いて、お尻から注入します!。

これがかなり効果があるのです。

注入した後、嘔吐する子はまずいません。

あ、水分をたくさん飲ませたらだめですけどね。

五苓散の座薬があるとよいのですが、

それは市販されていないので、

処方することができません。

飲めそうな子には処方しますが、

無理そうな子にはクリニックでなら

お尻から注入いたします。

もちろん、軽く脱水になっている、

あるいはこのまま帰宅させても飲めないことが

予想される子は、クリニックで点滴いたします。

時々、点滴には栄養が入っていると思っている人がいますが、

栄養は皆無です。

ポカリスエットを血中にいれる、というイメージでしょうか。

こどもは乳児も含めて、

銚子が悪いときには2、3日栄養が体に入らなくても

その後飲食できれば何も問題はありません。

乳児で半日、それ以上のお子さんでは丸1日、

水分が体に入らない場合には

点滴をした方がよいと思いますので、ご相談ください。


今はおそらく「ノロウイルス」が流行していると思いますが、

お医者さんからしたら、ノロウイルスでもそうじゃなくても

この時期に嘔吐、下痢している子は、

まず「感染性胃腸炎」を考えます。

人から人にうつる可能性が高いです。

ご希望があれば簡易検査を行い、

15分ぐらいでノロウイルスなのか、そうじゃないのか判定できますが、

治療方針にはなんら変わりないので、

こちらからお勧めすることはありません。

親御さんのお仕事の都合や、幼稚園・保育園の都合で

検査を希望される方は、遠慮なく言ってください。


予防は一にも二にも「うがい、手洗い」。

家族の中で一人がなると

全員が倒れることもしばしばあります。

できる範囲で、しっかり予防しましょう。


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プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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