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2014/03
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送別会。
今日は大学院生の時のお世話になったN先生の

送別会でした。

僕は2000年から2年間、大学院生として、

千葉県がんセンターで分子生物学を基礎から学びました。

その時の恩師です。

今は大学の医局に入らない医師が増えてきたので

必ずしもそうではありませんが、

少し前までは多くの医師は

数年臨床経験を積んだ後に

大学院に入学して

分子生物学などの基礎医学の研究を行い、

そこで英語の論文を書いて医学博士を取得していました。

今は遺伝子治療や遺伝子診断というものが

当たり前になりつつありますが、

多くの医師は医師免許を取得した時点で

そういったものを具体的にどういうことなのかよく知りません。

臨床を離れ、研究生活を行うことで

初めて実際にどういうことが行われているのかを知るのです。

もちろん、実際に何が行われているのか、

知らなくても臨床にはあまり差支えがないのですが、

現在の医学はそういったものと無関係ではいられませんので、

実際の現場を知っているということは

それ以後の医者人生にプラスになると僕は思います。

それからもっと大事なことは、

医者ではない生活を半ば強いられながらするということです。

当たり前のことですが、

医師免許を取得した日から

医者は「先生」と呼ばれます。

僕は研修医の時にはなかなか「先生」と呼ばれて

振り向くことができなかったのですが、

しばらくするとそれが当たり前になってしまいます。

そして、「先生」と呼ばれているうちに

自分がなにか「先生」と呼ばれるに値する人間であると

若さゆえに勘違いしてしまうことがあるのです。

自分が正しいと思うことが、世の中の正しいことなのではないかと。

医師5年目の僕も、そうでした。

その不釣り合いに高くなった鼻をへし折ってくれてのが

大学院入学後の研究生活でした。

右も左もわからない中で、人に教えを乞いながら、

下働きばかりの日々。

大学院生活でも「先生」と呼ばれるのですが、

それは名ばかりで、実際にはなーんにも自分ではできない。

自分が常識と思っていたことが、全く通用しない。

今思うと、

そういう自分に根気よく指導してくれた教官がいて

くじけそうになったときに支えてくれた同僚がいて

なんとかやってこれたんだとよくわかるのですが、

当時はそれに気付けない。

それにボスのN先生の理不尽な指導に

日々涙を流しながら研究生活をしていたのですが、

今では本当に感謝しています。

自分の常識が狭すぎたので、

指導が理不尽にしか感じなかったわけですね(^^;)。

なんとか2年間の研究生活を無事に終え、

肝芽腫の遺伝子の研究論文もまとめることができ、

今では本当に感謝しています。

あの2年間がなかったら、

今の僕はなかったと思います。

自分一人でここまでこれたわけではないことを

常に頭の片隅に入れて、これからも頑張ります!


明日は休日診療所です。

頑張ります!


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プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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