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2016/06
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発熱している子が多いですね。
さて、今週も発熱している子が多かったです。

溶連菌は10人、アデノ1人、水痘1人。

まだまだ溶連菌が出てしまう感じですね。

アデノは特に治療薬がないし、

何もしなくても治るので

希望がなければ検査はしないので

人数が少ないのかもしれません。


6/25(土)は木更津市主催子育て講座で

講演をさせていただきました。

今年で8年目(=8回目)となります。

内容は「上手な小児科の使い方」というタイトルで

その時に流行している病気とか予防接種の話を

しています(^^)。

今後もライフワークとして続けていきたいと思います。

あ、どこでも無料で出張講演しますので、

ご希望の方はメールでご相談ください。

クリニックのメールは

yamadakodomo-clinic@quartz.ocn.ne.jpです。

お気軽にどうぞ(^^)。





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登園許可証、必要ですか?
今週も1週間が終わりました。

発熱するお子さんが多かったのですが、

溶連菌8人、アデノウイルス3人という感じです。

アデノウイルスはこれから流行してくるのでしょうか。

アデノウイルスは何もしなくても治る病気ですが、

目が赤くない非典型例が多いので、

人にうつしてしまうのが心配な人は受診してください。


さて、溶連菌、感染性胃腸炎など

治ってから登園を再開するのに

登園許可証を要求するところが少なからずあります。

登園許可証を要求する施設の人々は

本当にそれが必要と思っているのでしょうか?

たとえば溶連菌は抗生剤を内服して24時間以上経過し、

熱が下がれば登園OKです。

それはこどもを扱う仕事に従事している人なら

誰でも知っていなければならないことですし、

熱がさがったかどうかは

親御さんの言っていることを信用するしかありません。

感染性胃腸炎も

嘔吐、下痢が改善していれば登園できますが、

それも親御さんの言っていることを信用するしかありません。

つまり、登園許可証というのは

親御さんが話した内容をそのまま書いているだけとも言えます。

そんなの、保育園で確認すればよいだけなのでは

ないでしょうか?

登園許可証をもらいに元気なお子さんがクリニックにくれば

また別の感染症をもらってしまうリスクもあります。

ごく一部の非常識な親御さんが

感染力の高い状態を維持しているお子さんを

保育園につれてきてしまうことを防ぐために

登園許可証をとるようにしているのであれば

それは全くナンセンスだと思います。

みなさん、どう思いますか?


今週も1週間が終わりました。
今週も1週間が終わりました。

比較的混雑した1週間でしたが、

今日は南清小学校が運動会だったためか、

比較的空いていましたね(^^)。

アデノウイルスが今週は5人でました。

流行の兆し、でしょうか。

アデノウイルスはプール熱ともいわれ、

一般的には高熱が続き、のどが真っ赤になり、

白目も赤くなるのが特徴的ですが、

今週アデノウイルスが陽性となったお子さんは

いずれも非典型例でしたね(^^;)。

アデノウイルスはそれを治す薬はなく、

基本的に放っておけば治る病気なので

あまり心配はないのですが、

診断がついた場合は、

熱が下がってから丸2日登園・登校停止となります。

感染力が強いからなんですね。

ご心配な方は

簡易検査ですぐに結果が出ますので、

来院してください。


前回の発達障害疑いのお子さんで

亀田病院で診てくれるという情報をいただきました。

具体的にはよくわからないのですが、

ご紹介することは可能ですので、ご相談ください。



発達障害かも、って思ったら。
最近はADHD(注意欠陥多動性障害)という言葉が

広く認知されるようになり、

小学校に入る前から

「うちの子はADHD(あるいは発達障害)ですか?」と

クリニックを訪ねてくる親御さんがちらほらいます。

正直申し上げて

僕は発達障害かどうかを診断してあげることができません。

ただ、

お医者さんの印象としては、とお話ししています。

大事なのは、お子さんに病名をつけることではありません。

お子さんが集団生活、あるいは日常生活をするのに

どうしたら過ごしやすくなるのか、ということを

考えてあげることなんだと思います。

保育園で「同年代の子と同じことができないので、

発達障害かもしれないから病院に行ってください」

と言われた親御さんがいました。

保育士さんはきっと

その子が周りの子と同じようにできなくて

手に余ってしまったのでしょう。

でも、話を聞くと

その子はその子なりに保育園を楽しんでいるんですよね。

でしたら、それは「個性」なんだから

周りと一緒にできないその子を

どうやって集団で見ていくのかを考えるのが

保育のプロである保育士の仕事であるはず。

病院に行きましょう、はないですよね(^^;)。

著名な小児神経の先生の講演を聞くと

そういう手に余る子に対しては

「少しできたら、たくさんほめましょう」

という指導をするとよいと言っていました。

紙芝居をいきなり20分間座ってみているのができなければ

まずは1分間座っていられたら、

たくさんほめて、残りの時間は好きなことをさせる。

次は2分間座っていられたら、次は・・・

というようにです。

自宅でできることも

「1日10回、真剣にほめましょう」

そういうお子さんの粗探しは簡単ですが、

すごいなあ、というところを1日10回探して

真剣にほめるのはとても大変です。

だからといって、適当にほめてもだめなんだそうです。

すごいと思ってほめなければ、こどもは見抜きますから。

人間、ほめられることは誰でもうれしいですよね。

そういうことを続けていくと

ほめられようとするようになり、

行動が落ち着くことがあるそうです。

実際問題、なかなか難しいかもしれませんが、

いわゆる「グレーゾーン」のお子さんは

そういう対応をしていくのがよいそうです。


それでも、発達障害の専門の先生に

話を聞きたいというご要望があるのは

当然のことかと思います。

残念ながら、千葉県には

グレーゾーンのお子さんをしっかりと診て

指導してくれる医療施設はありません。

(ご存知の方がいたら、教えてください。)

投薬が必要な発達障害をみる施設はあるのですが

(千葉大学、千葉県こども病院、千葉市立青葉病院など)

どこもいっぱいで、

なかなか外来の予約が取れないのが実情です。

その分野では素人に毛が生えたような僕ですが、

よろしかったら、ご相談ください。


アデノウイルスが流行しそうです。
気が付くとすでに6月も1週間が過ぎ、

先週はばたばたとしていたので

ブログを更新するのを忘れていました(^^;)。

6月の水曜日は学校健診、看護学校講義、

3歳児健診などで、休みがほとんどない・・・。

25日(土)には毎年恒例の

木更津市主催子育て講座の講演も控えていますが、

まだなーんにも準備していない(^^;)。

ぼちぼち始めないと、ですね。


溶連菌はまだ出ているのですが、

保育園でアデノウイルス感染症が流行しているようで、

ちらほらと出てきました。

アデノウイルス感染症は、プール熱とか咽頭結膜熱とか言われ、

典型的な症状は高熱が続き、のどが赤くなり、

目が赤くなる病気なのですが、

当院で出ているお子さんは、熱だけなんですよね・・・。

そうなると、見た目は溶連菌と変わりがなく、

どちらの検査をしようか、迷ってしまいます。

アデノウイルス感染症は、治療薬はなく、

お医者さん的には何もしなくても治るので、

ついつい溶連菌検査を優先してしまいがちです。

アデノウイルスが流行している保育園に通っているようであれば

そちらから検査した方がよさそうです。



プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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