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2018/01
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新年雑感。
新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


そういうわけで今日は

夜間急病診療所の場所で

休日診療所(午前)をやってきました。

3時間半で66人を診察してきました。

大繁盛ですね。

午後は松清先生がいらして13時に交代してきました。

(なんと松清先生は今日の夜、

小児救急電話相談もされるそうです!)

年末年始の休日当番は医師会の有志がおこなっているため

やる人が大変少なく、

2年に1回、当番が回ってきます。

「ちょっと多いんじゃないですか?」と

医師会に注文をつけたことがありますが、

「辞めたければどうぞ」というスタンスで、

何も変わりません。

松清先生のお年をいうのもあれですが、

もう、後期高齢者です。

そういう大先輩に頼らざるを得ない、休日当番って

一体なんなんでしょうね?

でも、これからそれは、

小児救急医療に関していえば、

もっとひどくなるのが目に見えています。

「小児科」の看板を出している開業医は多いですが、

多くは内科医が小児科の看板を出しています。

小児科の研修をきちんと受けていなくても

小児科の看板を出すのは問題ないのです。

小児科をメインにしているクリニックは数が少なく

その中でもこの地域では

松清先生みたいな後期高齢者も少なくありません。

そういった先生方が10年後に今と同じようにできるかというと

なかなか難しいかと思います。

「これから開業してくれる若い内科医に期待できるのでは?」

とお考えかもしれませんが、

これから開業するような若い内科医は

小児の診療をとても嫌がります。

というのも、多くの医師が

小児の研修をしっかりと受けてきているからなのです。

「研修を受けたから、しっかり診てくれるのでは?」

とお考えかもしれませんが、それはあり得ません。

内科を希望する先生が小児科の研修をする場合、

通常は1から3ヵ月程度です。

3ヵ月間小児科を研修し、出る答えは

「小児は小児科医に診てもらうべきだ」

という結論です。

僕が大学病院に勤めていたころ

外科から3ヵ月間、小児外科に研修に来ていました。

(ご存知の方も多いですが、僕は小児科医ではなくて

小児外科医です(^^)。)

その時に、3か月間研修してきた研修医に

先代の教授が言っていたことで、印象的な言葉あります。

「わかったろ?小児外科なんて、触るもんじゃないぞ!」

わずか3ヵ月間の研修で子供を手術できるようにはなりません。

外科医になったときに小児の依頼を受けても

自分で治療するのではなく、小児外科医に診てもらえ、ということを

研修医にお話しされていました。

大変、ごもっともな意見です。

それと同様に

わずか3ヵ月の小児科研修で小児の診断、治療ができるはずがなく、

研修医が感じることは

「小児は小児科医にきちんと診てもらうべきだ」

ということなのです。

小児の怖さを知った、これから開業する内科医が

快く小児を診てくれるはずがないのです。

君津木更津地域の小児救急医療は

結構、まずい状況になりつつあるのです。

じゃあ、どうしたらよいか?

それは「親御さんが子供の病気の正しい知識を持つ」

ということに尽きると思います。

生後3ヵ月を過ぎたら、

40度の発熱ですぐに病院に行く必要はありません。

(解熱剤は使わない方が早く熱が下がりますし、

発熱の大部分はウイルス感染症であり、

様子を見ると4日以内に解熱することがほとんどです。)

風邪をひいたときに風邪薬をもらいに

病院に行くなんて、馬鹿げています。

(子供が飲める美味しい風邪薬はすべて効きません。

風邪は寝ていれば治ります。

風邪をひいているのか、そうじゃないのか心配だったら

病院を受診しましょう。)

夜1回嘔吐したからって

夜間急病診療所には連れていく必要はありません。

(胃腸炎の嘔吐を止める薬は漢方薬の注腸しかなく、

病院に行っても嘔吐は止まらないからです。)

子どもの病気のことで心配なことがあったら

平日かかりつけ医に行くのは何も問題はありませんが、

そこで、どうなったら夜間休日に病院に行くべきなのか、

きちんと教わることが大事なのだと思います。


普段からかかりつけ医と良好な関係を保ち、

疑問に思ったことは何でも相談できるようにしてください。

この地域の小児救急医療を守るため、お願いします。


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プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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