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2018/03
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花粉症は耳鼻科?
今週も1週間が終わりました。

インフルエンザは休日診療所で1人でたのみです。

このまま今年の流行は終わりそうな予感。

溶連菌は1週間で14人でています。

胃腸炎もまだまだでていますね。

うがい手洗いを励行して予防に努めましょう。


「花粉症は耳鼻科ですか?」

と聞かれることがあります。

耳鼻科でも小児科でもよいかと思います。

当院でももちろん花粉症の薬を処方できます。

花粉症かどうか、はなかなか難しい問題です。

一般的にこの時期の花粉症はスギ花粉ですが、

血液検査でスギ花粉の数値が低いからといって

花粉症が否定されるわけではなく、

当院では花粉症の血液検査はあまりお勧めしていません。

(数値が高いか見てみたい、のであれば採血はできます。)

花粉症の症状(透明鼻汁、目のかゆみなど)が

この時期になると明らかにひどくなり、

親御さんが花粉症であれば

花粉症の可能性が高いと思われますので、

検査をせずに花粉症の薬を処方しています。

ご希望があれば、ご相談ください。


桜が満開ですね(^^)。

通勤途中の矢那川沿いの桜が綺麗です。

ちょうど今が見頃なので、

入学式の頃には散ってしまいそうですね(^^;)。

明日は花見でもしましょうかねえ・・・。


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溶連菌流行中。
今日は休日当番でしたが、

71人ととても少ない人数でした。

いいお天気でしたので、

お花見に行かれた方も多かったのかなと思います。

今週1週間で溶連菌は12人出ています。

インフルエンザはA型2人、B型1人でした。

水疱瘡も2人でました。

発熱、咽頭痛があるお子さんは

溶連菌を疑ってみた方がよいかもしれませんね。


さて、春休み本番となりました。

まだまだ胃腸炎で嘔吐するお子さんは多いので、

うがい手洗いを励行して

予防に努めましょう。

当院では胃腸炎の嘔吐には

おしりから漢方薬を注入する吐き気止めをお勧めしています。

よく効きますので

お子さんが嘔吐した場合は、試してみてください。


溶連菌が出ています。
しばらく更新を滞ってしまいました(^^;)。

この10日間でインフルエンザは

A型2人、B型3人と

接触の既往のないお子さんは出なくなりましたね。

溶連菌は10日間で17人!

結構出ています。

典型的な症状は発熱、咽頭痛、発疹であり、

一般的には医師が喉を診察するとわかる場合が多いです。

熱があって喉が痛いお子さんは

検査をして確認してもよいかもしれません。


今度小学校に入学するお子さんで

麻疹風疹ワクチンの2回目が無料で接種できるのは3月31日までです。

まだの接種していないお子さんは、急いで接種しましょう。

それから今度中学校に入学するお子さんで

2種混合が無料で接種できるのは13歳の誕生日の前日までです。

まだ接種していないお子さんは、

この春休みに接種しましょう。


かかりつけ医は小児科で、でも休日当番は内科へ。
今週も1週間が終わりました。

今週はインフルエンザA型4人、B型2人出ました。

9日(金)は一人もでませんでしたね。

溶連菌は4人でていますし、

胃腸炎で嘔吐するお子さんが毎日出ています。

春先はロタのシーズンなので

これからは胃腸炎がメインになるのでしょう。

いずれにせよ、うがい手洗いを励行して

予防に努めましょう。


ご存じの方も多いのですが、

「内科・小児科」と看板を出しているところは

多くの場合、内科医です。

(僕は小児外科医ですが、今は聞かれ場合は

「小児科医です」と言っています(^^;)。)

僕でさえ小児科の研修をきっちりと受けていないので、

多くの内科医は小児科の研修を受けていません。

もちろん、それでもきっちりと勉強され、

こどもをきちんと診てくれる内科医はたくさんいます。

大事なことは、信頼できるかかりつけ医と持ち、

そのかかりつけ医が休みの時にお子さんが病気になった時、

どういう場合に他の病院に行くべきか、

常日頃、かかりつけ医と相談してください。

夜間、休日に子供が病気になるとあせりますが、

そういうときにすぐに病院に行かなければいけない病気は

実はほとんどありません!

1日待てないこどもの病気って

すごく珍しいわけです。

熱が出た、と平日かかりつけ医を受診するのは

もちろん問題ないことなのですが、

夜間、休日に病院に行くことは

この地域は控えていただきたいのです。

千葉県は日本で2番目に医師が少ない県であり、

君津、木更津地域はその中でも医師が少ない地域です。

つまり全国的にみても木更津は医師の数が少ない地域なのです。

夜間、休日に小児科医に診察してもらえないことは

やむを得ないことであり、

むしろ、専門外の小児を診察してくれる内科医に

感謝すべきことなのです。

緊急性が高く、やむを得ず受診する場合には

担当の先生の指示に従いましょう。

でも本当に受診する必要があるのか、ということを

真剣に考えていただきたいのです。

生後3ヵ月以上であれば

高熱で放っておいても

1日ぐらいは何も問題がないことがほとんどです。

食べたものや透明な胃液を嘔吐したら、

何も食べさせずに1日様子をみるのが最善です。

けいれんしたら迷わず救急車を呼びましょう。

僕が休日当番で診察するときも

8割ぐらいのお子さんは

「今日は来院する必要はないんだけどなあ」

という感じです。

(もっとも、うちのかかりつけのお子さんは

親御さんがよくわかっていらっしゃる方ばかりですので

ほとんど来院することはないのですけどね。)


風邪や発熱、嘔吐だけで

夜間急病診療所や休日診療所を受診することは

なるべく控えていただければ幸甚です。


胃腸炎が流行しています。
今週も1週間が終わりました。

インフルエンザはまだまだ出ています。

今週はA型6人、B型9人でました。

溶連菌も6人出ています。

それから春になりまして

毎年恒例の胃腸炎のシーズンにもなってきた感じです。

春先はロタウイルスが流行するのですが、

ロタのワクチンが始まってからやや人数は減ったのかな、

という感じで激減はしていない印象ですね。

胃腸炎のワクチンはロタウイルスだけではないので

入院するような胃腸炎は減っているかもしれませんが、

小児科最前線の開業医目線では

胃腸炎自体はあまり減っている気がしません。

当院は吐き気止めとして漢方薬を肛門から注入しています。

吐いているお子さんに口から薬を飲ませるって

あんまり効果がないのは想像できるかと思います。

五苓散の注腸が一番効果がある吐き気止めですので

お子さんが嘔吐した際は来院してください。


常日頃考えていることですが、

開業小児科医の役割は

当然ですが「こどもの病気を治すこと」に加えて

「親御さんに安心や納得を持って帰ってもらうこと」

だと考えています。

お子さんが風邪で当院を受診したことがある親御さんは

僕が「風邪薬、いりますか?」と聞く理由は

ご存じかと思います。

風邪の時に美味しい風邪薬は効きません。

効く風邪薬としては漢方薬をお勧めしていますが、

風邪はお医者さんが治す病気ではない、というのが

僕の考えです。

風邪を引いたときに病院に行く理由はただ一つ、

風邪なのか、風邪じゃないのかを見極めてもらうため、です。

風邪だったら、何もしなくて様子を見てもよいし、

漢方薬を持って帰ってもよいし、

気休め薬と知りつつ、美味しい風邪薬を持って帰っても構いません。

大事なことは、

親御さんが納得して帰るということだと思います。

効かない風邪薬をお子さんに飲ませたいという気持ちは

理解できるので、「効かないよ」と言いながら処方します。

検査を希望される場合は、

親御さんと一緒にその必要性を考えて、検査をしています。

何でもご相談ください。

よろしくお願いします。



プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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