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2018/09
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便秘で嘔吐することはありません。
今日も休日診療所にきた患者さんが

嘔吐で他院を受診した際、

便秘が原因だ、と言われたそうですが、

便秘で嘔吐することはありません。

おそらく僕はこの地域で

小児の重症便秘を最も多く見たことがある医者だと思いますが、

重症便秘の症状は、なんと下痢です。

直腸に大人の拳より大きな便塊があって

自力ではだすことができなくなり、

それでも飲食はできているので

軟便が硬便の隙間をすり抜けて出てくるため

下痢が出てくるのです。

この下痢は自分の意思とは関係なく出てくるのが特徴です。

排便とは直腸に便が降りてくることで直腸が拡張し

それが便意となって脳に伝わります。

重症の便秘の場合は直腸が便塊で拡張しっぱなしになるので

便意がでず、下痢が肛門から出てきます。

お腹を触診すればすぐにわかることですが、

小学生や中学生のお子さんで主訴が下痢だと

お腹を触らずに下痢止めや整腸剤を出す医師もいるため、

便秘が改善せずにひどくなる場合もあります。

もちろん、そういう重症便秘は

浣腸でも排便させることができないので

肛門から指をいれて摘便します。

ひどい場合は全身麻酔をかけて摘便することだってあります。

僕が中央病院に勤務していた頃は

毎年1人か2人、そういうお子さんを

手術室で全身麻酔をかけて摘便していました。


お子さんが嘔吐が始まった場合、

嘔吐物が食物残渣であれば

普通は胃腸炎である可能性が高いので

まずは自宅で飲食せずに経過観察をするのがよいと思います。

普通の吐き気止めは効果がないことが多いので

吐き気止めをもらいに病院に行くことはお勧めできません。

当院では吐き気止めとして漢方薬を肛門から注入していますが、

これは非常に効果がありますので

嘔吐が始まった場合は一度ご相談ください。




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9月29日(土)は臨時休診です。
今週も1週間が終わりました。

感染症はだいぶ落ち着いた感じがします。

今週は溶連菌3人、手足口病1人、ヘルパンギーナ1人でした。

胃腸炎がちらほら出ています。

お子さんが食物残渣を嘔吐し始めたら

まずは胃腸炎の可能性が高いので

水分を少量ずつ飲ませながら様子を見ましょう。

少量ずつでも嘔吐するようなら

翌日まであまり飲ませずに様子を見て

翌日かかりつけ医を受診しましょう。


9月30日(日)は当院が休日診療所となるため、

9月29日(土)は臨時休診となります。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、

よろしくお願いします。


ネット検索をして不安になったら・・・。
こどもが病気になると

ネット検索をして不安になる親御さんを

外来でよくみかけます。

お子さんにスマホを渡す際に一番最初に教えるべきことは

「ネットの世界は本当のことが書いてあるとは限らない」

なんだと思いますが、

それと同じように

素人の親御さんが適当にネット検索をしても

正しい情報が書いてあるサイトに

たどり着けないことがよくあります。

比較的正しい情報を流しているサイトはありますが、

そういうサイトにたどり着けずに

間違った情報を正しいと勘違いしてしまう場合や

「本当にそうなのかしら?」と

いたずらに不安を煽られることもよくあるかと思います。

心配なことがあったら

あまりネット検索をせずに

直接かかりつけ医に相談するのがよいかと思いますし、

こどものよくある病気の症状

(発熱、嘔吐、腹痛、けいれん)

については

風邪か何かのときにかかりつけを受診した際に

ついでに聞いておくのがよいかと思います。

(ちなみに生後3ヵ月以上の高熱だけ、

あるいは夜間に数回食物を嘔吐しただけで

夜間に病院を受診する必要はありません。)

何なら、このブログのコメント欄から

質問してもよいかと思います。

なんなりとご相談ください(^^)。




インフルエンザ予防接種予約受付中!
今週も1週間が終わりました。

少し混雑してきた感じがしますが、

曜日によってはまだまだ空いているクリニックです。

今週は溶連菌14人、手足口病1人、アデノ1人でした。

溶連菌が少し増えてきた感じがしますね。


9月1日からインフルエンザワクチンのネット予約を

受け付けていますが、

10月の土曜日午後は大分混雑してきた感じです。

インフルエンザ予防接種の効果は

2回目を接種してから2週間後ぐらいから出始め、

だいたい5ヵ月ぐらい続くと考えられています。

一般的には1月から2月の流行に備えますので、

12月に2回目を接種すると

接種時期によっては遅い場合があります。

そのため、子どもの場合は

1回目を10月、2回目を11月に接種することを

お勧めしています。

当院は予約なしでもいつでも接種できます。

また、他のすべての予防接種と同時に接種できます。

定期接種と一緒に接種を希望される場合は

予約ですと時間の関係でなかなか難しいので、

(予約の場合、30分で最大15人接種するため)

一般診察時間帯に予診票を持って来院してください。

よろしくお願いします。




食物アレルギーの診断方法。
今週も1週間が終わりました。

幼稚園、学校が始まり、

ぱらぱらと感染症が増えてきた印象です。

それに伴い、患者さんも増加傾向です。

今週は溶連菌6人、手足口病10人でした。


食物アレルギーという疾患は

現在は1歳児の約10%が持っていると言われており、

珍しい疾患ではなくなってきました。

ただ、それに伴い、

ここ10年で診断方法など考え方が大きく変わってきました。

診断方法は、同じ食品を2回食べて

2回とも食べて30分以内に蕁麻疹が出たことがあれば

それだけで確定診断となります。

下痢だけというアレルギーはあることはありますが、

頻度が低く、診断も難しいです。

血液検査でわかることは

クラス0からクラス6まで7段階評価をすることです。

クラス0とはアレルギー0%という意味ではありません。

約9割の人がアレルギーではないという意味です。

クラス6というのは約9割の人がアレルギーがあります、という意味です。

クラス0でもアナフィラキシーを起こしてしまうことがあり

血液検査は補助診断でしかないのです。

子どもを育てる上で一番大事なことは

「不要な食物除去はしない」ということにつきると思います。

よく、食べる前に血液検査をして

アレルギーの数値がでたから食べない、と

している方を見かけますが、

これは現代医学では完全に間違いです。

重症のアトピー性皮膚炎の赤ちゃんを除き、

通常は初めて食べる前には採血はしてはいけません。

どんな数値が出ても

それでアレルギー症状がでるかどうかは

決してわからないからです。

食物アレルギーは量に依存しますから

初めて食べる食品は少量から始め、

徐々に増やして行きましょう。

それで、食べて30分以内に蕁麻疹が出たら

お医者さんに相談しましょう。

重症のアトピー性皮膚炎のお子さんは

高率に食物アレルギーを合併しますので

食べる前に採血をしてみるのがよいかと思います。

以前から保育園からの「食物アレルギー検査をしてください」には

閉口してしまいます。

食べて蕁麻疹が出たにもかかわらず、

採血をして調べてください、って意味がわからん!

採血しなくても診断は確定です。

こどものためにならないことを勧める保育士さん、

本当にそれでよいのですか?

それじゃあ、蕁麻疹が出た子がクラス0と出たら

アレルギーがないと診断できると思っているのですか?

先日もご両親が来院されて

「採血はしたくないけど、それで保育園で目をつけられたら可哀想だから」

と泣く泣く採血を依頼してきました。

論理的に間違っている決まりを「決まりだから」と言って

保護者に採血を強要している保育士さん、

それでよいのですか?

何か、間違っていませんか?

木更津市から採血するように指導を受けている保育園の方は

今年、指導をした市役所の人と直接お話をして

そういう指導は今後しないようにすると約束してもらいましたので

安心してください。

もし、保育士さんがこどもたちのために勉強する気があるのなら

いつでもお話しに行きますので、連絡してください。

どうか、こどもたちのために、

不要な採血を強要することはやめてください。

よろしくお願いします。




インフルエンザ予防接種の予約受付開始です。
今週も1週間が終わりました。

感染症が落ち着いたせいか、

がらがらの1週間でした(^^)。

主な感染症は

溶連菌3人、アデノ1人、手足口病1人のみでした。

胃腸炎がちらほら流行してきた気配があります。


9月になりましたので

インフルエンザ予防接種の予約受付を開始しました。

当院は予約なしでも診察時間帯にいつでも接種できますが、

予約での接種を希望される方は

順番予約のサイトから予約を入れてください。

インフルエンザ予防接種は

他のすべての予防接種と同時接種できますが、

インフルエンザ予防接種予約枠は1人2分のみですので

同時接種を希望される方は

予約をしないで診察時間帯に来院してください。

インフルエンザ予防接種の効果は

1歳未満で3割、1歳以上では5割程度ですが、

インフルエンザによる重篤な合併症(脳症など)は

予防できる可能性が高くなると考えています。

10月と11月にしっかりと接種をして

予防しましょう。

プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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