2018-11-26(Mon)

この週末は北九州の小倉で開催された、
日本小児診療多職種研究会に参加してきました。
今回の最大の目的は
乳児股関節エコーセミナーに参加してくることでした。
股関節脱臼の診断はあまり簡単ではありません。
通常健診では開排制限の確認をしますが、
それでも見落とされることがあるようです。
ずっと股関節脱臼のお子さんって
歩けないもんだと思っていたのですが、
なんと、つたないながら歩いてしまうのです!
2歳を過ぎると手術をするしかないようであり、
結構大変なことになります。
今は
1)女児
2)股関節脱臼の家族歴がある
3)逆子で生まれた
4)太ももの付け根のしわの位置や数が左右非対称
のうち、2つが当てはまれば
股関節脱臼のリスクが高いので
専門の医師に送りましょう、となっているようですが、
結構、いますよね、そういうお子さん(^^;)。
股関節のエコーをなんとかマスターしたいなと思っていたら
今回の研究会でセミナーがあることがわかり、
4時間、しっかりお勉強してきました。
実際の赤ちゃんにもエコーを当てさせていただき、
簡単ではないな、とは思いましたが、
今後、当院の健診に組み込んで行きたいと思います。
それ以外にも、吃音症、口腔内の疾患のお話、
場面緘黙のお話、性同一性障害のお話など
いろいろと勉強してきました(^^)。
明日からの診療に役立てて行きましょう~。
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