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2019/02
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食物アレルギーの診断について。
今週も1週間が終わりました。

今週はインフルエンザA型13人、B型1人と

B型が1人でました。

溶連菌は8人、リンゴ病は2人でました。

発熱して検査しても

インフルエンザではないお子さんの方が

圧倒的に多くなってきましたね。

B型はまだ流行していませんが、

いつ頃から流行してくるのでしょうか。

うがい手洗いを励行して

予防するようにしましょう。


4月から入園、入学するお子さんで

「食物アレルギーの指示書を書いてください」と

来院される方が増えています。

もちろん、普通に受診していただければ

いつでも書きますので、来院してください。

ただ、小学校でも保育園でも

まず間違いなく採血結果を記載する欄があり、

それを書かないといけないため、

採血をする場合が多いのですが、

食物アレルギーがあるかどうかは採血をしてもわかりません。

わかるのはそれぞれの食品に対して、

クラス0からクラス6までのどこに入るのか、ということです。

クラス0とは「アレルギーが0」という意味ではなく、

統計的に約9割のお子さんでアレルギーがありません、という意味なのです。

クラス0でもアナフィラキシーショックを起こすことがある、というのは

有名な話です。

クラス6でもアレルギー反応が出ない場合もあります。

ですから、乳児期にある特定の食品(卵、小麦など)を

初めて食べる前に採血をしてしまうと

食べてもアレルギー反応がでない食品を除去してしまう可能性があるので

重症のアトピー性皮膚炎以外の乳児は

食べる前に採血をしてはいけないのです。

(クラス2です、とかでた食品を食べさせたくはないですよね?)

食物アレルギーの診断は、

同じ食品を2回食べて、

2回とも食べて30分以内にアレルギー反応(通常は蕁麻疹)が出たら

確定診断となります。

蕁麻疹が出ないアレルギー反応(下痢とか嘔吐とか)というものありますが、

すごく稀であり、診断するのは容易ではありません。

採血結果は補助診断でしかなく、

採血しなくても診断書を書いても問題ないのですが、

それを学校や保育園の担当者に説明しても

その担当者が採血しなくてもいい、という決定権はないため、

「決まりなので採血してきてください」の一点張りです・・・。

食物アレルギーの診断、治療はこの10年で大きく変わりました。

そういう書類を決める立場にいる方々は

どうか新しい知見を取り入れていただき、

子供のために何が一番大事なのか、考えていただけたらと思います。

よろしくお願いします。


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プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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