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2019/03
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春ですね(^^)。
今週も1週間が終わりました。

今週はインフルエンザA型2人、B型1人でています。

3月を通じてA型7人、B型12人と

まだB型が流行してくる感じではないですね。

すでに春休みですので、

新学期が始まってから流行がくるのでしょうかねえ・・・。

溶連菌は今週15人でています。


3月に卒園して4月から小学校に入学するお子さんの

2回目の麻疹風疹ワクチンが

4月になると公費では接種できなくなるので、

毎年3月は麻疹風疹ワクチン接種のラッシュが来るのですが、

今年は少し、数が少なかったようです。

皆さん、すでに接種を済ませているのでしょうか。

まだ2回目を接種していないお子さんが、

4月以降の麻疹風疹ワクチンを接種する場合は自費となりますが、

必ず接種する必要がありますので、

接種を希望される方は早めに来院してください。






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乾燥肌は皮膚科?目やには眼科?
今週も1週間が終わりました。

インフルエンザはA型1人、B型5人と

少し落ち着いた印象がありますね。

溶連菌は13人と相変わらずでてますね(^^;)。

これはかかっても免疫がつかないので、

1年中流行している感じですね。

水痘も3人でています。

いずれも予防接種をしているお子さんがかかっています。


さて、お子さんが乾燥肌で湿疹がでていたら

皮膚科を受診しますか?

目やにがでていたら

眼科を受診しますか?

何科を受診するかは親御さんの判断になりますが、

小児科医は乾燥肌や目やにの治療くらいはできますよ。

もしかしたら乳児の乾燥肌の管理方法は

皮膚科の先生よりも詳しいかもしれません。

もちろん、鼻水がでたら耳鼻科、咳がでたら小児科と

決めている方に関しては特にいうことはありません。

いずれにせよ、信頼できる先生のところへ

お子さんを連れて診てもらいましょう

何科を受診するか迷うようであれば、

こどもの病気のことは小児科医で済んでしまうことが多いで、

最初に小児科を受診してもよいかもしれません。

アトピー性皮膚炎、花粉症なども

ご希望があれば当院で治療できますのでご相談ください。


子宮頸がん、正しく知っていますか?
先日、産婦人科の先生の子宮頸がんの講演会があり、

いろいろと勉強になりました。

現在、科学的に正しいことを箇条書きに書きます。


・日本で毎年1万人の女性がかかり、3000人が死亡している。

・発症のピークは25歳から44歳と他のがんと比較して若い。

・胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がんは最近死亡率が低下してきているのに

子宮頸がん、乳がんは増加してきている。

・毎年20~30代で約200人(2016年は171人)、

44歳以下で約400人(2016年は356人)が死亡している。

・1万人がかかり、3000人が死亡していると言うことは

かかったとしても7000人は助かっているが、

治療により妊娠ができなくなったり、排尿障害が起きたりと

様々な合併症が生じている人が多い。

・HPV(ヒトパピローマウイルス)は100種類以上あるが、

16型と18型が高いリスク型である。

・子宮頸がんに罹患した20代の90%、30代の70%は

HPVの16型、18型が原因でなっている。

・HPVは感染しても90%は自然排出するが、

10%は持続感染し、0.1-0.3%がん化する。

・HPVは子宮頸がんの他、中咽頭がん、外陰部がん、膣がん、陰茎がん、

肛門がんの原因にもなることが知られている。

・子宮頸がん検診で行う細胞診で、本当はがんがあっても

20-30%程度は見落とされている。

・HPVワクチン後の副反応と思われる症状が回復していない割合は

10万人あたり5人程度である。

この割合は、2018年に出された名古屋スタディーやコクランレビューで

同年代のワクチンを接種していない女性が発症している症状の割合と比較して

有意差はない。

・HPVワクチンが子宮頸がんの予防になることは

ここ10年の20代女性の子宮頸がん発症率が

低下してきていることからも明らかである。

(今の20代は接種している女性が多いため。)

・HPVワクチンは他のワクチン同様、

個人免疫(予防接種をしてるからがんにならない)以外にも

集団免疫(予防接種をしていない人もがんにならない)もあることが明らかとなり、

自分のためだけのワクチンではない。

・HPVは1回でも性交渉を行ってしまうと感染している恐れがある。

HPVワクチンはHPVに感染している女性には効果がないため、

性交渉の経験がある女性には効果がない可能性がある。

・現在の高校3年生女子のHPVワクチン接種率は1%以下であり、

10年後、15年後この年代が、その前の年代と比較して

子宮頸がんが突出して多く発症してしまうことは避けられない。

・現在、国はHPVワクチンの積極的勧奨は控えているが、

市役所に予診票を取りに行けば、小6から高1までは無料で接種できる。


現在子宮頸がんワクチン後の副反応と思われる症状で苦しんでいる方には

その症状の原因が何であっても

1日も早く回復することを願っています。

子宮頸がんのこと、正しく理解してください。

よろしくお願いします。


麻疹風疹ワクチン、接種しましたか?
インフルエンザですが、

先週は3月4日にA型1人、B型2人でて、

その後は一人も出ませんでしたので、

少し落ち着くのかな、と思いましたが、

今日はB型2人でましたね(^^;)。

近隣の小学校でもすでにB型で学級閉鎖が始まっているようなので、

B型の流行期も近いのかもしれません。

うがい、手洗いを励行して予防に努めましょう。

溶連菌は先週9人でています。

1年を通じて、出ている感じがしますので、

発熱あり、咽頭痛あり、という場合は

溶連菌を疑ってもよいのかもしれません。


さて、4月から小学1年生になるお子さんは

年長さんで接種する2回目の麻疹風疹ワクチンは

もう接種しましたか?

3月31日までは無料ですが、

4月1日からは有料になってしまいますので、

まだ接種していないというお子さんは

予診票を持ってクリニックまでいらしてください。

小学6年生の2種混合ワクチンは

13歳の誕生日の前日まで無料で接種できますが、

まだ接種していないお子さんは

中学入学前に接種しておきましょう。



おたふくワクチン、接種していますか?
今週も1週間が終わりました。

今週はインフルエンザA型12人、B型1人でました。

溶連菌も9人出ています。

インフルエンザの流行は下火になりつつありますが、

まだ流行している場所があるようですので、

うがい、手洗いを励行して

予防に努めましょう。


おたふくかぜの予防接種をしていますか?

まだ「おたふくはかかった方がよい」と

思っている人がいるようですが、大間違いです!

おたふくは自然感染してしまった場合、

0.1-0.5%の頻度で難聴になります。

難聴は通常片耳が軽度になるだけで

気づかないお子さんも大勢いるかと思います。

おたふくにかかったことあるお子さんで

難聴になる場合は通常かかってから1ヵ月以内になります。

難聴になっているのかどうか、簡単な検査方法として

「指擦り法」があります。

お子さんのうしろから、自分の指を擦りながら近づき、

擦っている指をお子さんの耳に近づけて

聞こえたら手を上げてもらう方法です。

ただ、難聴があるとわかっても

現代医学ではその難聴を治す方法がないのです。

難聴以外にも、精巣炎、卵巣炎などで不妊症になる可能性もあります。

おたふくは不顕性感染といって、

かかったことがあるのに症状がでなかった場合もありますが、

お子さんが一度もおたふくにかかったことがない場合は

1歳を過ぎていればいつでも接種できますので、

早めに接種しましょう。

通常は1歳で1回、年長さんで1回接種し、

結婚前にもう一度接種し直します。

ワクチンで予防できる病気は

どうか予防してあげてください。

よろしくお願いします。


明日3月4日(月)午後は

都合により臨時休診となります。

午前中は通常通り診察しますので、

よろしくお願いします。

プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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