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2020/07
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その治癒証明、書けません。
今週も1週間が終わりました。

連休があったせいもあるかと思いますが、

比較的混雑していた1週間でしたね。

ただの風邪、というお子さんが多い感じです。

胃腸炎はちらほら、という状況です。


以前からお話していることではありますが、

よく「保育園から治癒証明を書いてくださいといわれました」と

様々な病気の治癒証明を要求する保育園があります。

まず、治癒証明自体、まったく意味のないものです。

親御さんに病気の説明をしているわけですから

どうなったら登園してよいか、なんてすでに説明してある場合がほとんどで

治ってから治癒証明をもらいに病院にくるなんて

新たな病気をもらってきてしまう可能性だってあります。

それから治癒証明は解熱した日が大事なことがありますが、

親御さんが1日でも早く登園させたいからと

解熱した日を1日早く言った場合、

お医者さんは見分ける手段がありません。

ごく一部の常識のない親御さんは

お医者さんでも見抜くことができないのです。

それでも治癒証明を、という保育園は大多数で

国で登園禁止期間が決まっている病気

(インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスなど)は

登園禁止期間が過ぎれば登園してよいとなっているので

治癒証明を書くことができますが、

そうではない様々な病気

(感染性胃腸炎、突発性発疹、など)は

登園禁止期間が決まっていないので

登園していいですよ、と書面に書くことができません。

治癒証明は「もう他人にうつすことはありませんよ」という書類です。

胃腸炎がどうなったら他人にうつさなくなるのか、わかりません。

一般的には体調がよくなったら登園するのですが、

お子さんの体調の良しあしを医者が決めるのでしょうか?

例えば、「風邪の治癒証明書」なんて、書けるわけないですよね?

それと同じことなんですよ。

頭が固くて、ご迷惑をおかけしておりますが、

書けないものは、書けません。

よろしくお願いします。

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お願い。
コメント欄から質問をする方がよくいます。

質問をすること自体はよいのですが、

名無しの権兵衛さんに返事を書くのはちょっと、なので

必ず名前(かかったことがある方はお子さんの名前でも可)を記入してください。

よろしくお願いします。

正しく怖がることの大切さ。
今週も1週間が終わりました。

今週は金曜日も土曜日も

かなり混雑していましたね。

風邪、発熱、胃腸炎のお子さんが多かったですね。

コロナウイルスを心配された来られる方もちらほらといました。

これは今年の冬に向けて

皆さんに知っていただきたいことですが、

お医者さんは新型コロナウイルスかどうか、

診察してみても全くわかりません。

もともとコロナウイルスは風邪のウイルスで

症状が多岐にわたるため、症状から判断することは不可能です。

(嘔吐だけの新型コロナウイルスもありますからね。)

無症状の人もいるから、なおさらですね。

学校、保育園、幼稚園の先生の不安な気持ちはわかりますが、

日々の検温、マスク、手洗いを励行し、

それでクラスターが発生してしまったら

それは誰も責めることができないんじゃないでしょうか?

心配ばかりが先行して

こどもたちの教育、保育がおざなりになってしまったら

一体なんのための学校?何のための保育園?なのでしょうか。

日本人は「念のためにやる」ことに対して

何の疑念も持ちませんが、

毎日学校や保育園、幼稚園で椅子や机の消毒をすることに

実は何の意味もありません。

今の木更津市でそんなことで感染が予防できたりしないのです。

もっともっともっと市内に流行してきたら話は変わるかもしれませんが、

意味のないところに余計な労力を使わず、

正しく怖がる努力を怠らないでください。

正しく怖がるとは、

同居家族が元気であり、

なおかつ発熱がないこどもに対して新型コロナウイルスかもしれないと

「思わない」ことです。

常識的に木更津で新型コロナウイルスが流行するとしたら

それはまず大人からで間違いありません。

同居している家族が元気であれば

こどもだけ新型コロナウイルスに感染するなんて

常識的にはありえないことです。

子どもの検温と平行して

保護者も毎日検温した方がよいのではないでしょうか?

そして大人も子どもも37.5度以上の発熱があった段階で

まずは2,3日自宅待機をすること。

それが一番クラスターの発生を予防できるのではないでしょうか?

何もエビデンスがないので

本当にどれが正しい予防方法なのかはわかりませんが、

咳がひどいからと帰宅させるのは

ちょっと違うのになあ、と思います。

今年の冬に向けて

必要以上に怖がらず、何が最善なのか、

考えていきましょう。

コロナの抗原検査ねえ・・・。
今週も1週間が終わりました。

今週は比較的に混んでいまして、

1週間で309人が来院されました。

胃腸炎がぱらぱらと出ている感じですね。

それから手のひら、足の裏に発疹がでる手足口病も

ちらほらとみられるようになりました。

手足口病は夏風邪の一種で

毎年この時期流行してしまうのは

ある程度仕方のないことなのかもしれません。

すでにやっていることかと思いますが、

うがい手洗いを励行して予防に努めましょう。


さて、

今年の冬はインフルエンザ検査をどうしましょう。

どうしましょう、ってやるに決まっているのですが、

そういう鼻とか喉に綿棒をいれる検査は

飛沫が飛びやすく、

万が一、その子がコロナだったら

検査をすることでもらってしまう可能性が高いわけです。

もちろん、検査時は

フェイスガードして、N95マスクして、

しっかりと換気して、サーキュレーター回して

最新型の空気清浄機を回して、

とまではやるつもりですが、

それでもやっぱり100%防御は不可能でしょう。

だったら、

コロナの抗原検査を始めればよいのかっていうと

それもなかなか難しい。

抗体検査はすでに開始していますが、

抗原検査は「やりたいです」と手を上げて

保健所と取り決めをするとできるようになるそうです。

コロナの検査を希望される方は

もれなく車中待機してもらい、

防護服をきた僕が車まで行って検査をすれば

濃厚接触にはならないからできないことはないのですが、

防護服が100枚単位で集めることができなそう、なのと

1回1回防護服を着て、脱いで、検査をして、とやると

1時間に3,4人しか現実的に検査はできなくなるでしょう。

それもちょっと、どうかなと。

でも一番最悪なのが、

当院でインフルエンザの検査をしたお子さんが

後日コロナだったと判明してしまうことで

僕は2週間自宅待機になるのかしら・・・?

さて、どうしたものか(^^;)。

咳が出たら、学校に行ってはいけません?
今週も1週間が終わりました。

今週は比較的混雑している日が多かったですね。

アデノウルスが流行の兆しをみせています。

今週は木更津市個別健診を37人に行いました。

7月に予約で健診を希望される方は

金曜日午前はまだ若干の空きがあります。

予約なしでもいつでも診察時間帯に個別健診ができますので

ご利用ください。



さて、

当院かかりつけの中学生のお子さんが学校で

「咳が4日続いているから、かかりつけを受診してください」

と言われて当院受診。

まあ、風邪なんですけど

要は学校としてコロナで咳をしていると困るから

そうではないことを証明してもらってください、なんだそうな。

いやー。

馬鹿も休み休みいってくださいね。

コロナの抗原検査が行政からの委託がないとできない現在、

コロナの検査は簡単にはできません。

心配される気持ちは理解できますが、

マスクをしっかりとしていれば

登校は問題ないはずです。

そんなつまらないことで中学生を早退させ、

教育の機会を奪うことは言語道断です。

細かいところは各学校の校長先生が考えることかもしれませんが、

これから冬にインフルエンザが流行してきて

咳をする生徒が増えてきたら、

その中にコロナで咳をしている生徒が混ざっている可能性があるからと

咳をしている生徒をすべて自宅待機にするつもりなんですかね?

どんなに頑張っても無症状感染者を自宅待機にはできないし、

結果的に学校でコロナをうつしあうことになったとしても

日々の体温測定、マスク着用、手洗い消毒を励行した結果であれば

誰も責めることはできないはずです。

万が一を考えて教育の機会を奪うことこそ、

学校がもっともやってはいけないことです。

どうか、生徒一人一人の将来のことを考えて

適切な指導をお願いいたします。


プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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