2022-05-29(Sun)
今週も1週間が終わりました。
比較的混雑した1週間でしたね(^^;)。
コロナの検査は56人に行い、
14人陽性が出ました。
検査人数自体は少なくなりつつありますが、
陽性患者は毎日少しずつだけど
出ているという感じです。
みなさんに知っていただきたいのが
コロナのPCR陽性が
必ずしもコロナに感染しているということを
意味しない、ということです。
先日、保育園の先生が
無症状だけど念のための検査で
首都圏PCR検査機構で陽性となり、
確認で当院でも検査を行ったところ
陰性とでました。
保育園ではコロナのお子さんがごろごろいるので
たまたま首都圏PCR検査機構で検査をしたときに
唾液中にある感染力のないコロナウイルスを
拾ってしまった可能性が高いと考えます。
PCR検査は
そこにウイルスがいるかどうかを判定する検査であり、
そのウイルスが活性化している(他人に感染する)かどうかは
別なのです。
一般的には発熱している人がPCR陽性であれば
その発熱の原因はコロナウイルスによるものと考えてよいのですが
発熱していない場合は
PCR陽性の意味が分かれます。
1)無症状で感染している場合、
2)これから症状を出すウイルスを拾っている場合、
3)症状が出ないウイルスを拾っている場合、
です。
1)2)は他人にうつしますが
3)はウイルスの断片がたまたまそこにいただけなので
他人にうつすことはありません。
無症状コロナというのは
非常に特別な状態であり、
一般的には他人にうつすコロナを持っている人は
発熱などの症状が出ます。
つまり、
何も症状がないのに検査をすると言うことは
意味がないどころか、
隔離する必要のない人を隔離する可能性があり、
そういうことはやってはいけないと思います。
無症状でPCR陰性でも
症状がでてから陽性になる場合があり、
いろんな意味で無症状の人はPCR検査をすべきではありません。
無症状の濃厚接触者は保険診療で検査ができますが、
無益な検査であり、
保険診療でやるべきではないと考えます。
会社などから指示されて
無症状の濃厚接触者の検査をすることが多々ありますが
どうか会社に意味がないことをお伝えいただき、
常識ある行動をとってください。
よろしくお願いいたします。
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