FC2ブログ
2019/12
≪11  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   01≫
新年雑感。
新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


そういうわけで今日は

夜間急病診療所の場所で

休日診療所(午前)をやってきました。

3時間半で66人を診察してきました。

大繁盛ですね。

午後は松清先生がいらして13時に交代してきました。

(なんと松清先生は今日の夜、

小児救急電話相談もされるそうです!)

年末年始の休日当番は医師会の有志がおこなっているため

やる人が大変少なく、

2年に1回、当番が回ってきます。

「ちょっと多いんじゃないですか?」と

医師会に注文をつけたことがありますが、

「辞めたければどうぞ」というスタンスで、

何も変わりません。

松清先生のお年をいうのもあれですが、

もう、後期高齢者です。

そういう大先輩に頼らざるを得ない、休日当番って

一体なんなんでしょうね?

でも、これからそれは、

小児救急医療に関していえば、

もっとひどくなるのが目に見えています。

「小児科」の看板を出している開業医は多いですが、

多くは内科医が小児科の看板を出しています。

小児科の研修をきちんと受けていなくても

小児科の看板を出すのは問題ないのです。

小児科をメインにしているクリニックは数が少なく

その中でもこの地域では

松清先生みたいな後期高齢者も少なくありません。

そういった先生方が10年後に今と同じようにできるかというと

なかなか難しいかと思います。

「これから開業してくれる若い内科医に期待できるのでは?」

とお考えかもしれませんが、

これから開業するような若い内科医は

小児の診療をとても嫌がります。

というのも、多くの医師が

小児の研修をしっかりと受けてきているからなのです。

「研修を受けたから、しっかり診てくれるのでは?」

とお考えかもしれませんが、それはあり得ません。

内科を希望する先生が小児科の研修をする場合、

通常は1から3ヵ月程度です。

3ヵ月間小児科を研修し、出る答えは

「小児は小児科医に診てもらうべきだ」

という結論です。

僕が大学病院に勤めていたころ

外科から3ヵ月間、小児外科に研修に来ていました。

(ご存知の方も多いですが、僕は小児科医ではなくて

小児外科医です(^^)。)

その時に、3か月間研修してきた研修医に

先代の教授が言っていたことで、印象的な言葉あります。

「わかったろ?小児外科なんて、触るもんじゃないぞ!」

わずか3ヵ月間の研修で子供を手術できるようにはなりません。

外科医になったときに小児の依頼を受けても

自分で治療するのではなく、小児外科医に診てもらえ、ということを

研修医にお話しされていました。

大変、ごもっともな意見です。

それと同様に

わずか3ヵ月の小児科研修で小児の診断、治療ができるはずがなく、

研修医が感じることは

「小児は小児科医にきちんと診てもらうべきだ」

ということなのです。

小児の怖さを知った、これから開業する内科医が

快く小児を診てくれるはずがないのです。

君津木更津地域の小児救急医療は

結構、まずい状況になりつつあるのです。

じゃあ、どうしたらよいか?

それは「親御さんが子供の病気の正しい知識を持つ」

ということに尽きると思います。

生後3ヵ月を過ぎたら、

40度の発熱ですぐに病院に行く必要はありません。

(解熱剤は使わない方が早く熱が下がりますし、

発熱の大部分はウイルス感染症であり、

様子を見ると4日以内に解熱することがほとんどです。)

風邪をひいたときに風邪薬をもらいに

病院に行くなんて、馬鹿げています。

(子供が飲める美味しい風邪薬はすべて効きません。

風邪は寝ていれば治ります。

風邪をひいているのか、そうじゃないのか心配だったら

病院を受診しましょう。)

夜1回嘔吐したからって

夜間急病診療所には連れていく必要はありません。

(胃腸炎の嘔吐を止める薬は漢方薬の注腸しかなく、

病院に行っても嘔吐は止まらないからです。)

子どもの病気のことで心配なことがあったら

平日かかりつけ医に行くのは何も問題はありませんが、

そこで、どうなったら夜間休日に病院に行くべきなのか、

きちんと教わることが大事なのだと思います。


普段からかかりつけ医と良好な関係を保ち、

疑問に思ったことは何でも相談できるようにしてください。

この地域の小児救急医療を守るため、お願いします。


スポンサーサイト



Secret
(非公開コメント受付中)

あけましておめでとうございます。
今年もブログ、先生の発信されるお話を楽しみにしています。
ご相談なのですが、正月早々7歳の息子が、多分水疱瘡になりました。ワクチンは1回ですが打っていて、水疱は身体を中心に30個程あります。あまり痒がらず休日診療に行くほどでもなかったので小児科の開院を待つうち、半分位はかさぶたになりました。もう新しい発疹はできていません。
この様子でも、明日には一度見て貰ったほうがよいのでしょうか。
弟がいて、そちらもワクチン済みです。

新年早々、どうぞよろしくお願い致します。
Re: タイトルなし
コメント、ありがとうございます。

おそらく水ぼうそうで間違いないでしょう。

予防接種を1回しているので、軽く済んだようですね。

であれば特に来院する必要はないかと思います。

よろしくお願いします。

お忙しいところをありがとうございます!この一日でさらにかさぶた化が進んで、すっかり元気になりました。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: 中耳炎の経過について
コメント、ありがとうございます。

どうなったか心配していましたが、入院したんですね。

中耳炎は切開すれば速やかによくなりますので、

中耳炎以外の原因が熱の主因だったのでしょう。

ウイルス感染症の場合、原因がよくわからないこともあります。

とりあえず、熱が下がってきたようで安心しました。

また何かありましたら、何でもご相談ください。

ご連絡、ありがとうございました。

こんにちは。
すみません、子供の受診するタイミングがよく分からず教えていただけると助かります。
幼児の子が3日夜から38℃ほどの熱がでて
本日7日までに37℃~38℃が続いております。
症状は12月中旬にひいた風邪の咳がまだ残っている状態で今回熱がでました。

比較的元気で遊んでいますし、食事も水分もよくとっています。
ですが本日で3日目位の熱なので
万が一明日も下がらなければ受診しようかなと考えていますが
明日も休日のため、9日までに様子を見るものかどうかわかりません。

あまり症状が強くないのですが
明日も4日目で熱が続くとしたら心配もあり
教えていただけないでしょうか。

ちなみにインフル予防接種は2回接種済み
です。
Re: タイトルなし
コメント、ありがとうございます。

お子さんは何歳でしょうか?

1歳を過ぎているなら、

水分が取れてそれなりに元気であれば

9日まで様子を見てもよいと思います。

3日夜からの発熱であれば

本日発熱5日目ですね。

風邪の熱が5日続くことは珍しいのですが、

本人が元気であれば

明日当番医を受診しても

抗生剤を処方されて終わりになると思います。

明後日まで様子を見て、

それでも熱が38度以上あれば必ず受診しましょう。

1歳になっていないのであれば

本日休日診療所を受診するのがよいかと思います。

何歳でも、水分が飲めなくなったり、

元気がなくなるようであれば、

早めに当番医を受診しましょう。

インフルエンザの熱が4日以上続くことは稀なので

インフルエンザの熱である可能性は低いと思います。

よろしくお願いします。

ありがとうございます。
本日夜で5日目ですか…数え方間違えてました^^;
4歳ですので、9日までに続くようでしたら受診させていただきます。
少し気持ちに余裕ができ、親は落ち着くことができました。
ありがとうございます!
ちなみにマイコプラズマ肺炎とはどのような症状でしょうか?
1ヶ月近く夜間も痰がらみの咳が続いているためネット検索していましたがイマイチよくわからないままでした。
Re: タイトルなし
一般的にマイコプラズマ肺炎の症状はひどい咳です。

子どもの場合、1ヵ月夜間の痰がらみの咳が続いている場合は

通常は風邪の咳です。

診断はレントゲンを撮影するとわかります。

よろしくお願いします。

ご丁寧にありがとうございました!!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
そうですね、診る視点は全然違いますね。

小児外科医の方が開業医にはいろんな意味で

向いている気がします。

後期高齢者とは失礼な言い方かもしれませんが、

年齢がそういう年齢という意味です。

松清先生は大変尊敬できる、素晴らしい先生です。

お忙しいところをありがとうございました。
患者さんにとって、開業医なら外科医も内科医も差がなく、あまりわからない❕と私は思います。
実際、私にもわかりません。
プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログ閲覧数