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2019/12
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子育て講座講演。
昨日になりましたが

木更津市子育て講座の講演を行ってきました。

今回のメインテーマは「絞扼性イレウスについて」。

今年の4月にオダギリジョーさんのお子さんが

絞扼性イレウスで亡くなりました。

大変痛ましいことでありますが、

一般小児科医はなかなか経験する機会がないため、

(一生に1回も診ない医師もいるぐらいです!)

なかなか診断に至らないことが多いのです。

誰でもなりうる病気で

診断がつき次第、緊急手術をするのですが、

オダリギジョーさんのお子さんは

発症後2日で手術をしたのに、間に合わなかったようです。

初期症状は胃腸炎と同じなので、

初めから絞扼性イレウスと診断するのは極めて困難ですが、

絞扼性イレウスの場合、

通常の胃腸炎と比べてお子さんの具合が悪いことが普通です。

「胃腸炎」と診断されても、いつもと様子が違うのであれば

その旨を医師に伝えるのが肝要であるし、

そのようになんでも言えるかかりつけ医を持つことが大事と

お話させていただきました。

母親学級。
毎月第4月曜日は

予防接種外来はお休みして

中央病院の母親学級でお話をさせていただいています。

夜間、休日にお子さんが病気になった時に

この地域では君津中央病院に頼るわけですが、

ちょっとした発熱や嘔吐だけで夜中に中央病院に電話相談すると

小児科当直医が疲弊してしまいますので、

よくあるこどもの症状(発熱、嘔吐、けいれん、腹痛)について

どうなったら電話すべきか、どこまで様子を見るべきかを

レジメにして配っています。

おなかの大きなお母さんを長時間拘束するわけにいきませんので

発熱の項目だけ簡単にお話させていただいているのですが、

今日のお母さんたちは

僕のちょっとした話にも

ほぼ全員がメモを取っていたのには驚きました(^^;)。

この地域の小児救急を守るために

発熱だけ、嘔吐だけで夜間休日に中央病院に

電話相談しないでいただければありがたいです。

あ、平日日中は

ちょっとしたことでも、なんでもクリニックまでご相談くださいね(^^)!


今日は月曜日でしたが

ようやく夏休みになったな、という感じで

落ち着いた1日でした。



お詫び&訂正です。
以前、このブログで

「君津中央病院は夜間休日に小児外科疾患の診察依頼があったら

断ってはいけないルールがある」

と書きました。

で、先週君津中央病院にルールを守るように申し入れをしたのですが、

本日返答をいただきました。

「そのようなルールはない」

そうです。

耳鼻科、眼科疾患の診察依頼は断ってはいけないのですが、

小児外科疾患は断っていいそうです。

そうですか。

僕の勘違いですね。

謝った情報を皆さんに流してしまい、

大変申し訳ありませんでした。

「でも中央病院が断って、2次病院に診察依頼をしても、

小児の外科疾患は必ず断られますよね?」

と確認したところ、

「そうですね」と。

はて。

だったら初めから中央病院で受ければよいと思うのですが、

「小児外科疾患を断ってはいけない、と決めてしまうと、

当直をしている医師から反対意見がでる可能性がある」と。

あまりにも軽症例の場合は

「経過観察してください」

という選択肢があってもよいのでは、と

いうことらしい。

うーん。

そりゃそうなんですけど、

僕が実際に目にした、中央病院で断られた症例は

いずれも軽症ではないんですけどねえ・・・。

じゃあ、どうしたらよいのでしょうかねえ?

「中央病院で断られ、2次病院でも診察を断られた場合、

もう一度中央病院に電話をいれてくれれば診察に応じる」

そうです。

これがこの地域の夜間休日の小児外科疾患のルールです。

お詫びして、訂正します。

よろしくお願いします。

今日の休日診療所って
木更津市は上総記念病院が内科、

君津市はなかのクリニックが内科、

袖ヶ浦市は袖ヶ浦医院が外科、婦人科、

富津市は森田医院附属富津診療所が内科、と

4市でどこも小児を診てくれるところがありませんでした。

実際、休日診療所に来る患者の多くは子供なので、

どこにいったらよいのか、

困った親御さんも多かったのではないでしょうか?

内科しか標榜していないクリニックは

こどもが来院したらお断りするのでしょうか?

どなたかご存じありませんか?


夜間急病診療所。
昨日は夜間急病診療所の当番だったので、

クリニックを早仕舞いして

自宅でご飯を食べてからお仕事しに出かけました。

20時から23時の3時間で

診察した患者さんは6人。

僕が行く日は患者が少ないんですよね(^^).

一人4歳の女の子が階段から落ちて頭を打ったので

診てほしいと診察依頼がありました。

夜間急病診療所は内科・小児科なので、

外傷などの外科疾患は断ってもよいのですが、

小児外科医である僕はもちろん、すぐに来るように指示。

おでこに大きなたんこぶができていましたが、

現時点で本人は元気なのであまり心配のないこと、

でも24時間はしっかりと経過観察して

おかしな様子だったらすぐに救急車を呼ぶように指示して

帰宅させました。

お話を伺うと、

先に君津中央病院に電話をしたそうですが、

断られたと・・・。

うーん。

小児の外科疾患は夜間休日は他に診てくれるところがないので

断ってはいけないというルールがあるのですが、

守られていないようです・・・。

毎年若い医師は入れ替わりがありますので、

知らない人がいるのかもしれません。

僕が中央病院にいたころも同様のことがあり、

毎年年度始めの医局会で

当直中に小児の外科疾患の診察依頼があった場合は

絶対に断らないでくださいとお願いしてたのですけど

今は誰にお願いしたらよいのでしょう・・・?

何とかしましょう。


あ、それから、

昨日のクリニックに来てた人で

「先生が夜間急病診療所の時に薬をもらいに行けば

待たないですみますね」

と言っていた人がいましたが、

夜間急病診療所では基本的に1日分しかお薬を出せません。

それから夜間急病診療所に薬剤師はいないので

処方できる薬は本当に限られています。

特に小児に処方できる薬はわずかしかなく、

夜にもらっておいた方がよい薬なんて一つもありません。

お子さんが夜間急に嘔吐したor発熱した場合には、

一晩様子を見て

翌日に開業医を受診することをお勧めします。



プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

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