FC2ブログ
2019/11
≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
「健診で包茎といわれました」って?
台風19号が通り過ぎて今日は台風一過ですね(^^)。

今回は木更津では前回の台風15号ほどの被害はなかったようです。

台風がきて停電になったときに一番困るのは

冷蔵庫に保管しているワクチンの山。

うちのクリニックはいつでも予約なしで予防接種ができますが、

それは常にある程度のストックが冷蔵庫にあるということ。

停電になってしまった場合、

長時間続くとワクチンがすべてダメになってしまう、ということです。

とりあえず、今回も停電は回避されたようで

ほっとしています。


さて、先日来院した方が

「1歳半健診で

「包茎だから専門の先生を受診してください」

といわれました」

と来院された方がいました。

はい、仮性包茎ですね(^^;)。

こどもは生まれたばかりのときは全員真性包茎です。

真性包茎は、包皮を剥こうとしても亀頭が見えないものを言います。

これが何もしなくても3歳頃までに仮性包茎になります。

仮性包茎は、普段は包皮は亀頭を覆っていますが、

包皮を剥けば亀頭が見える状態を言います。

僕が医者になった頃は

3歳を過ぎても真性包茎であれば

ステロイドを塗る治療を行っていました。

年少児はステロイドを塗ると包皮が剥けるようになるのですが、

その後、毎日入浴時に包皮を剥いて洗わなくてはならず、

それは多くの場合に痛みを伴います。

「男はだれでも通る道だ、そのうち慣れる」と

昔は指導していましたが、

今は真性包茎でも

思春期になるとホルモンの影響で

多くの場合包皮が剥けて仮性包茎になることがわかってきたため、

積極的にステロイドを塗って包皮を剥くことを推奨せず、

包皮を剥くメリット、デメリットを親御さんに説明して

選んでもらうようにしています。

よく勘違いしてしまうことのひとつに

こどもの包皮は亀頭と癒着していることがよくあり、

大人と同じようには剥けないのですが、

その癒着を「おかしい」「異常だ」と思ってしまうことがあります。

こどもの世界で「包皮が剥ける」は

尿道口が見えることを指すのですが、

リンデロンで包皮が剥ける(=尿道口が見える)ようになった後、

お父さんが入浴時に包皮を剥いて洗った際、

癒着を異常と考えて無理に剥いてしまい、

出血させて、その後瘢痕拘縮による真性包茎になってしまう場合があります。

瘢痕拘縮による真性包茎はステロイドでは治らないので

手術をしなくてはなりません。

お母さんが外来に来て説明を聞き、

お父さんが入浴時に包皮を剥くとそういうことが起きることがあり、

あまり剥かないようにした方がよいのでは、と最近は考えています。

癒着がないため、無理なく包皮が剥けるお子さんは

剥いて洗っても問題ありませんが、

通常は包皮を剥かないで洗うようにしてくださいね。

よろしくお願いします。

10月12日(土)の診療について。
台風19号が接近してきました。

9月の台風15号より猛烈な台風のようです。

木更津に最接近するのは12日(土)の午後のようですね。

外出できる状態なのかどうか、

当日の朝に判断いたしますので、

場合によっては休診になることをご了承ください。

また、午後のインフルエンザ予防接種外来ですが、

もう予約をキャンセルした方がたくさんいらっしゃいますが、

可能な限りキャンセルしてください。

12日(土)に予約をしてくださった方に限り、

予約の変更を電話で受け付けます。

19日(土)13時半と16時半の枠を新たに作るなど

できる限り近日の予約で振り替えさせていただきますので、

電話でお問い合わせください。


当日の朝、LINE@で

休診にするかどうかをご連絡いたしますので

よろしくお願いします。

インフルエンザワクチンはいつ接種すべきか?
今週も1週間が終わりました。

今週は3人だけですが、りんご病が増えてきたなという印象です。

りんご病は小児の場合は頬が赤くなるのが普通なのですが、

真っ赤ではなくまだらに赤くなるお子さんが散見されます。

上肢、下肢にレース状の発疹がでることで診断するのですが、

当番医などであまりこどものりんご病をみたことがない先生で

蕁麻疹を疑って、蕁麻疹の飲み薬が出る場合もありました。

りんご病に効く薬はなく

頬が赤くなった時点で人にうつしません。

保育園、幼稚園では頬が赤くなったら病院にいってくださいといわれるようですが、

来院されても「もう人にはうつさないし、お薬もありません」といって

何もせずに帰っていただく場合はほとんどです。

診断しかできませんが、

お子さんの頬が赤くなってご心配であれば来院してください。


さて10月1日からインフルエンザ予防接種が開始になりました。

当院ではすでに94人(成人を含む)の方に接種を行いました。

今年はすでに東京でインフルエンザが流行している状況であり、

木更津も年内に流行することが考えられます。

お子さんの場合、12歳までは2回接種する必要があり、

2回目の接種後2週間程度経過してから予防効果があると言われています。

もちろん、予防接種をしてもかかってしまう場合もありますが、

予防接種をしておいた方が軽く済む印象があります。

接種を予定している方は

なるべく早めに接種しましょう。

付き添いの保護者の方も接種できますので、よろしくお願いします。

(65歳以上の方は木更津市からの助成をうけているクリニックでは

1回1000円で接種可能ですが、当院は小児クリニックであるため、

助成は受けていないので3500円となります。)



「RSウイルスが流行しています」ってどういう意味?
今週も1週間が終わりました。

感染症が落ち着いているせいか、

1週間を通じて患者さんは少なかったですね。

今週は溶連菌3人、りんご病2人でました。


さて、RSウイルスが流行しています。

幼稚園、保育園でもそのように聞くことがあるかと思います。

さて、RSウイルスが流行している、ということはどういうことでしょうか?

「RSウイルスは大人が感染しても単なる風邪で済みますが、

小さい子どもや赤ちゃんにとっては命に関わることもあるのです。」

(今月のYAHOO!ニュースのRSウイルスの記事から抜粋)

RSウイルスは風邪のウイルスですが、

1歳未満のお子さんがかかってしまって喘鳴を伴う場合、

入院が必要な病態である細気管支炎や

肺炎になっている可能性があります。

よく「RSウイルスの検査をしてください」と言われることがありますが、

基本的にはお断りしています。

「RSウイルスが出る」ということと「そのあと重症の細気管支炎になる」ということは

必ずしも関係がないからです。

(ちなみに1歳以上のお子さんでは

検査自体が保険が通らないので自費になります。)

RSウイルスの検査は

細気管支炎を疑うお子さんを医師が診察したときに

補助診断として行うものであり、

RSウイルスにかかっているからといって

何か特別に気をつけることはないのです。

RSウイルスは1歳以上で体が丈夫なお子さんに関しては

基本的には風邪のウイルスと考えて問題ありません。

(1歳を過ぎれば細気管支炎にならない、という意味ではありません。)

「RSウイルスが流行しています」は

「風邪が流行しています」と同じ意味です。

RSウイルスが出てしまっても

風邪を治す薬がないのと同様、

RSウイルスを退治する薬はありません。

RSウイルスが流行していようといまいと

乳児がぜいぜいして具合が悪くなったら

医療機関を受診しますよね?

そのときに医師が細気管支炎かどうか判断する材料のひとつとして

RSウイルス検査があるのです。

「RSウイルスが流行しています」に惑わされることなく、

お子さんが具合が悪いときは、医療機関を受診しましょう。


(YAHOO!の記事は間違っていないんだけど

そのまま読むと、「幼稚園児でも命に関わることがある」という意味なので

あまり正しくもないんだよな・・・。)
「風邪をひいています」といわれたら。
今週も1週間が終わりました。

ぱらぱらとりんご病が増えてきた印象です。

今週は3人でました。

こどもでは常識的に蝶形紅斑といって

ほほがとても赤くなります。

それに伴い、上肢を中心に小さいぱらぱらとした発疹が

でてくる場合が多いです。

頬が赤くなった時点で人にうつしませんので

診断がついたら普通に生活してくださいね。

赤い頬も何もしなくても元に戻ります。

他には手足口病2人、アデノウイルス1人、溶連菌1人でました。


お子さんが風邪をひいたときにクリニックを受診された場合、

お医者さんに風邪と診断された、ということは

あまりよいお薬がないという意味です。

うちのクリニックでは漢方薬を勧めていますが、

美味しくないので、飲めないお子さんが多いです。

でも「風邪には風邪薬は効かないんだよね」というと

顔に出さなくても(出す人もいらっしゃいますが)

怒っている方が少なからずいるようです(^^;)。

ですから最近は、当院で最初に風邪と診断した場合には

親御さんにお詫びしている場合が多いです(^^;)。

「大変申し訳ありませんが、お子さんは風邪をひいています」

こどもに飲ませる必要がない薬は飲ませない方がよいというのが

僕の開業当初からのポリシーですが、

風邪だから薬をもらいにくる方が少なからずいるのです。

きちんと理解してもらうために

平身低頭、説明しています。

風邪を治すのは医者ではなくて親御さんです。

風邪をひいたときに薬を飲んで早く治ることはありません。

風邪をこじらせないようにする薬はありません。

医者の役目は、風邪か風邪じゃないのかを判断することです。

風邪と診断したら、医者は用なしなのです。

よろしくお願いします。
プロフィール

やまだこどもクリニック院長

Author:やまだこどもクリニック院長
小児外科医として18年間働いた院長が、地域の子供たちのために頑張ります!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログ閲覧数